技術力強化への挑戦

1976年の創業以来、40年にわたりオムロングループを中心に、駅の改札機や券売機、ファクトリーオートメションを支える制御機器、ATMやカード決済端末などの組込み機器向けソフトウェアを提供し、公共性が高く、かつ高い信頼性が求められるシステムの開発を担って参りました。

これらの事業を通し、お客様に必要とされるソフトウェア技術力の強化に日々チャレンジしています。

「新技術強化に向けて」

現代社会の課題として顕在化している「少子高齢化による労働力人口の減少」や、「人とロボット・AIとの共生による超スマート社会の到来」など、社会を取り巻く環境はめまぐるしく変化・進化し、社会のあらゆる場面でソフトウェアの重要性が今後ますます大きくなっていきます。
その中で、私たちは、IoT社会の到来に向けた3つの技術に着眼し、その強化に取り組んでいます。

  • 「モノがつながるIoTの普及により発生する大量なデータを価値に変える技術」
  • 「多様化するデータ処理の信頼性、安全性を担保する高度セキュリティ技術」
  • 「人と人、人と機械、機械と機械が通じ合える新しいコミュニケーション技術」

オムロンソフトウェアは、私たちが豊かに暮らす社会にソフトウェア技術で貢献するため、新しいソフトウェア技術、新しい価値の創造にチャレンジしていきます。

「ソフトウェア人財育成の取り組み」

社会ニーズの変化にあわせ、開発支援ツールや新しい開発プロセスなど、ソフトウェア開発環境の強化に日々取り組んでいます。そして、その強化の担い手は「人財」です。
私たちは、ソフトウェア技術スペシャリスト集団を目指すための「ソフトウェア人財育成体系」を構築し、専門技術やスキルごとの人財育成に力を注いでいます。

新入社員には、ソフトウェア技術者として必要な基礎知識を習得するための導入研修を用意し、いち早く現場で活躍できるように育成しています。
その後も、年代別、スキル別研修や、一人一人のスキルアップ目標やキャリアビジョンに合わせた様々な育成プログラムを継続的に実施し、一流ソフトウェア技術人財の育成に積極的に取り組んでいます。
また、研修などの座学だけでなく、現場に行く機会を積極的に提供し、お客様の課題に向き合う実務経験を積むことで、ソリューション提案できる人財の育成に注力しています。

ソフトウェア開発に必要なスペシャリストを育成

ソフトウェア開発に必要なスペシャリストを育成 開発工程

「たゆまぬ品質向上の取り組み」

私たちは、常に高品質なソフトウェアを提供するため、独自の「ソフトウェア開発標準プロセス」や「品質マネジメントシステム」を用いた開発体系を構築しています。ISOやCMMIなどの様々な業界標準規格をベースに、長年のソフトウェア開発で得た経験、スキル、ノウハウを追加・強化したもので、私たちのソフトウェア開発体系におけるコアコンピタンスとなっています。

このコアコンピタンスを活用し、お客様が求めるソフトウェアやシステムの特性に合った、最適な「開発プロセス」と「開発手法」を組み合わせ、常に高品質のソフトウェアをご提供し続けています。

ソフトウェア開発プロセス、品質マジメントシステム

  • ソフトウェア開発標準プロセス
  • ISO(QMS:品質マネジメントシステム)
  • PCI-DSS認定(*1)(2018年3月取得予定)
  • CMM/CMMI(*2)
  • PMO(*3)
  • SPC(*4)

開発手法

  • 自動化・省力化
  • ソフトウェアプロダクトライン
  • XDDP(*5)
  • 機械学習

*1:PCI-DSS:加盟店やサービスプロバイダで、クレジットカード会員データを安全に取り扱うことを目的として制定された、クレジットカード業界のセキュリィテイ基準
*2:CMMI(Capability Maturity Model Integration):ソフトウェア開発を中心としたプロセスの成熟度を評価するための指標。
*3:PMO(Project Management Office):組織内における個々のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門のこと。
*4:SPC(Statistical Process Control):統計的に管理して、製造におけるバラツキを改善する活動。
*5:XDDP(eXtreme Derivative Development Prosess):組込み系の派生開発の作りこみ品質の向上を目的とした開発プロセス。

「生産性向上への取り組み」

今後、ますます重要性が高まっていくソフトウェアの開発現場において、顕在化しつつあるエンジニア不足に対し、「生産性の向上」が大きな課題となっています。

私たちは、いかに速く、正確にソフトウェアを作り上げるか。つまり、ソフトウェア開発の生産性を飛躍的に向上させることで、開発期間の短縮、コスト低減、品質向上の強化に取り組んでいます。

その大きな柱として積極的に取り組んでいるのがソフトウェア開発の「機械化・自動化」です。
たとえば、様々な機械化・自動化ツールを活用することで、プログラムの中に隠れた不具合を短時間で機械的に検出したり、プログラムの修正箇所から影響範囲を特定したり、テスト作業を自動化するなど、品質と開発効率の向上に役立てています。

生産性向上への取り組み 開発工程

機械化・自動化ツールの適用例

  • 静的解析ツール:プログラムコードの不具合抽出、不具合の傾向把握を自動解析
  • 影響範囲特定ツール:プログラムの修正箇所を機械的に判別し、修正による二次バグの影響範囲を特定。
  • テストツール:開発対象分野ごとに適したテストツール活用により、テスト作業・結果確認を自動化
  • CI環境:CI環境に解析ソフトや分析ソフトを組み込み、品質判断を自動化