
2003年11 月10日 オムロンソフトウェア株式会社
オムロンソフトウェア株式会社(本社:京都市下京区 社長:舘林浩)は、この度、インターネット上の仮想共有空間でグローバルなソフトウェア開発環境を提供し、ソフトウェア開発の効率化と品質向上を支援するシステムを開発しました。本ソフトウェアを11月12日からパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2003(組込み総合技術展)」に出展し、2004年1月の商品化を目指します。
近年、ソフトウェアの開発では中国をはじめとしたアジア圏への海外委託が多く発生しており(※注1)、ロケーションが異なる複数の開発者が一つのソフトウェアを開発することが多くなってきています。しかし開発者同士やネットワークが離れていることで、作業環境が分断され、同一ファイルにアクセスできず開発作業が遅延したり、各開発者によって成果物(作成しているソフト)に対する品質の基準が異なるために、低品質のソフトを作成してしまうことが多く発生しています。
(※注1)中国ではソフトウェアの売上が2002年末で前年比40%の拡大(1100億元)となっており、国外からの開発需要に対する売上の伸びが著しい(情報処理サービス産業白書2003より)
本システムは、ブロードバンドにおける仮想共有空間「SOBA」(※注2)上で動作するソフトウェア開発環境を提供します。本システムを用いれば、世界中どこにいても同じ場所、同じ空間で 作業しているようなアプリケーションソフト共有、ファイル共有が可能となります。例えば、従来は複数の開発者が1台つのPCを共有して進めていた「ペア・プログラミング」を、距離の離れた開発者同士が同時に一つのプログラムソースを編集して行うことができ、リアルタイム にプログラムの確認を行うことができます。これにより従来行っていた断続的な「プログラムレビュー(検閲)」と比較して、大幅なレビュー工数の削減、品質向上、効果的なOJTなどを実現することができます。
(※注2)SOBA(ソーバ、Session Oriented Broadband Applications)プロジェクトが研究開発する、ブロードバンドにおける 新しいフレームワーク環境。インターネット上に「コミュニケーションの場」を、仮想的かつ動的な共有空間として作り出せる、従来にはなかった全く新しい概念に基づいています
また本システムは、工程レビュー記録ツールやステップカウンタ、テスト用の直行表や機能マトリクスなどのソフトウェア開発支援ツールを搭載しています。各開発者はプロジェクト全体の進捗管理データやテストデータを共有し、それらを見ながら開発作業を進めることができ、納期遅延への対応や役割分担の見直し、テスト不具合対策などを適宜行うことができます。
さらに本システムは、P-U管理図、信頼度成長曲線、バグ分類傾向分析支援、品質メジャーなどの多岐に渡るソフトウェア品質管理ツールも搭載しており、開発者はこれらのツールに表示される現在までのソフトウェア品質指標を参考に、高品質のプログラム開発を行うことができます。従来は、これらの品質指標データを得るためには高度な品質管理の専門知識を要していましたが、本ツールを用いることで、複数の開発者の誰もが労せずに最適なソフトウェア品質指標を共有し、即時の改善を行うことができます。
本ソフトウェアは、2004年1月の商品化に向けて現在細かな機能強化を行っています。
【詳細お問合せ先】 ※お問合せ先が変更になりました
オムロンソフトウェア株式会社 SN事業部 品質ソリューショングループ
〒600-8234 京都府京都市下京区塩小路堀川東入
TEL:075-352-7296 FAX:075-352-7218
URL:http://www.qsauce.com
E-mail:due-sales@omronsoft.co.jp
担当: 河野(こうの)・横山(よこやま)
【本資料のお問合せ】
オムロンソフトウェア株式会社 経営企画部 広報
〒600-8216 京都市下京区西洞院木津屋橋通東入ル
TEL:075-352-7206 FAX:075-352-7210