品質改善のソリューションを提案し支援する-QSAUCE-

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製造装置の障害を事前に予知するソフトウェアを開発

2003年11 月4日 オムロンソフトウェア株式会社

オムロンソフトウェア株式会社(本社:京都市下京区 社長:舘林浩)は、この度、工場の製造装置の動作情報から、将来起こり得る障害を事前に察知し、予知するソフトウェアを開発しました。本ソフトウェアを11月5日から開催される「計測展2003TOKYO」に出展し、2004年1月の商品化を目指します。従来から装置固有の機能として障害の予知を行うものは存在しましたが、装置の種類を選ばず、また任意かつ複数の判定データを基に異常の判断、予知を行う汎用ソフトウェアは、産業機器業界で類を見ません。
本技術はオムロンソフトウェアで展開している製造物やソフトウェアの品質改善を支援するソリューション事業「QSAUCE」のカテゴリに沿った技術・商品の一つとなります。


現在、工場などの生産現場では製造装置の高機能化が進んでいますが、多くの工程では「人」がそれらの装置の操作を行い、勘と経験により装置を調整しながら製造を行っています。このような場合、調整担当者の経験やスキルの差、また感覚の違いなどによって装置の調整状況が均一でなくなり、製品品質にばらつきが生じたり、不良品を生む結果になります。現状の中国を主とした世界分業化や国内での雇用形態が正社員からパート契約社員へシフトする中では益々こういった状況が想定されます。
また装置の経年劣化の判断も人が経験や勘で行うことが多く、同様の品質低下に繋がっています。いずれも不良品を出してから装置の異常や調整ミスに気付き処置を行うという「事後処理」となるため、無駄な不良品を生じさせることになります。
一例を挙げますと、半導体製造現場では、1枚2~300万円するウエハーに約40日もの工数をかけて回路図を書き込む工程があり、書き込み装置の多くは担当者の経験や勘によって調整されています。装置の調整ミスや経年劣化によって不良品を出した場合の金銭的損害や納期への弊害は非常に大きく、課題視されてはいるものの、根本的な解決策がないのが現状です。
当社のソフトウェアは、これらの装置の定期点検時に収集される複数のデータ(劣化特性値)を基に、始業前点検時に統計解析手法を用いて点検作業を容易にし、装置の本稼動時に異常を判断通知し、従来人間の勘と経験で判断していた製造装置の障害を予知するものです。


本ソフトウェアを用いることにより、装置の異常を未然に防ぎことができ、装置の異常による不良品の発生を抑えることができます。また属人的であった装置の調整を、科学的に解析されたデータを元に行うことで、最適な調整を行うことができます。
またその装置が担う今後の仕事量なども計算に入れた設備保全の計画策定・実施に、本ソフトウェアの解析結果を用いることで、リスク回避を考慮した適切な工場経営を行うことができます。


本ソフトウェアの特長

● 定期点検時、始業点検時の計測データの有効性を見極めることができます。

従来点検時に確認してきた計測データ(=劣化特性値:電力負荷変動、振動値、温度・湿度、材料や完成品の重量、色や形など)ごとの有効精度を算出することができます。あまり有効でない劣化特性項目の計測は止め、新たな劣化特性項目を追加しながら、効果がある劣化特性項目を絞り込むことで、本稼動に向けた点検作業をより効果的、効率的に行うことができます。
また、誰もが容易に有効な劣化特性値を特定できるということは、勘と経験に頼っていた装置調整に必要な熟練度を低くすることができます。
※劣化特性値は、上記の例以外にもさまざまなセンサから収集する任意のデータを用いることができます。


● 装置の点検時の複数データを用いて、装置の障害を予知することができます。

装置の定期点検時に活用している劣化特性値を、始業前点検時に統計解析手法を用いて解析し、障害の予測値を自動的に算出します。これによって始業前点検時に装置を仮稼動することなく、劣化特性値を入力することで装置の状態を容易に確認することができるようになります。


● 異常原因の発生予測を事前に通知します。

製造品質に大きな影響を与える劣化特性値(異常原因)を予知し、異常となる可能性が高い場合、指定されたメールアドレスへ自動通知し、不良品製造を未然に防ぎます。


※ 統計解析手法のアルゴリズム作成(データマイニング技術)にあたっては、東京情報大学  内田治助教授(統計学)のご協力をいただいています。


本ソフトウェアの商品化

本ソフトウェアは、2004年1月の商品化に向けて現在細かな機能強化を行っています。複雑かつ専門的な統計解析手法の知識を必要とせず、誰もが簡単に操作でき、かつ安価にシステム提供できることに重点を置き開発を進めています。


【詳細お問合せ先】 ※お問合せ先が変更になりました
オムロンソフトウェア株式会社 SN事業部 品質ソリューショングループ
〒600-8234 京都府京都市下京区塩小路堀川東入
TEL:075-352-7296  FAX:075-352-7218
URL:http://www.qsauce.com
E-mail:due-sales@omronsoft.co.jp
担当: 河野(こうの)・烏山(からすやま)


【本資料のお問合せ】
オムロンソフトウェア株式会社  経営企画部 広報
〒600-8216 京都市下京区西洞院木津屋橋通東入ル
TEL:075-352-7206 FAX:075-352-7210

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